診療日記犬

2014.09.21更新

乳腺腫瘍とは、乳腺組織に腫瘍ができる病気です。

若齢犬でも発生しますが、加齢と共にその発生率は上昇します。

また、女性ホルモンが深く関連しているといわれています。その為、初回発情開始前に避妊手術をした犬は、発生率が著しく低いことがわかっています。

猫も同じく、女性ホルモンが関係していると言われていて、避妊を受けていない猫は、避妊を受けている猫に比べ、数倍の確率で発症します。

犬の乳腺腫瘍は、他の動物に比べて高い率で発生します。その中で悪性腫瘍の発生率は約50%です。

猫の場合は、犬の乳腺腫瘍の発生率に比べると、半分以下なのですが、猫の腫瘍の中では多く、しかも、80~90%以上が悪性です。


<どんな症状になる?>
腹を触ったときに、コリコリとしこりを感じますが、しこりがとても小さくてわかりづらい場合もあります。

大きさや硬さ、大きくなるスピードは様々ですが、乳頭から、血液の混ざった液体や、膿のような液体が分泌されることもあります。

腫瘍が大きくなりすぎて皮膚が破れ、出血したり、化膿し悪臭を放つこともあります。

悪性の場合、血管やリンパ管を通じて、肺や肝臓など他の臓器に転移する可能性があります。


<どうすれば?>
先にも述べましたように、女性ホルモンがとても深く関連しているため、繁殖を望まない、させるつもりのない場合は、早めに避妊手術を受けることが予防につながります。

ただ、避妊手術を受けた場合でも発生を100%防ぐことにはならないため、日頃からのお手入れの際、腹部を触ってチェックしてあげましょう。

犬では50%、猫では80~90%悪性である乳腺腫瘍。早期発見、早期治療が大切です。

小さなしこりであっても、もし見つけられた場合は、様子をみることなく、早めに動物病院で診察を受けられることをお勧めします。

投稿者: 上社ペットクリニック

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