診療日記犬

2014.09.08更新

慢性腎不全になりますと、おしっこの量や回数が増えてきたり、水をよく飲むようになります。
ほかの病気でも同じような症状が出てくることがありますので、その段階で診察をうけることは病気の早期発見につながります。

ほかには、痩せてきた、食欲がなくなった、嘔吐が続くというような症状も腎臓からきていることがあります。
ほかにも、高血圧になったり、それにより失明したりもします。
腎臓は70~80%くらい壊れて、始めて症状が出てきます。
なので気づいた時にはかなり病状が悪化していることがあります。
そして、一度壊れたところは治りませんので、残った腎臓の組織で頑張っていかなければなりません。
その残った組織も少しずつ壊れていきます。
つまり、腎不全は早く発見して、早く治療を開始し、残っている組織を温存してあげるというのがとても重要です。


腎不全を疑ったらまず血液検査をするのが一般的です。血液尿素窒素(BUN)とクレアチニン(Cre)の数値で判断します。
状態がかなり悪ければ数値は高くなります。
ただし、この値が正常値であるから腎臓は問題ないというのは間違いです。
70~80%、腎臓が壊れないとこの数値も上がらないのです。そこで、必要なのが尿検査です。腎不全が進行してきますと尿を濃縮することが出来ませんので、薄い尿がでてきます。また、蛋白が尿に出てくることもあります。
尿検査をすることにより、血液検査では異常値がでない段階でも病気を発見できるのです。

あとは超音波検査で腎臓の状態を確認したり、レントゲン検査で腎臓の大きさや腎結石がないかなど調べることが出来ます。


<治療方法>
残っている腎臓組織をいかに温存するかがとても重要です。食事療法、輸液療法、投薬での治療になります。いずれの治療をするにしても、治らない病気ですから、早期発見、早期治療が重要です。7~8歳くらいになりましたら、血液検査も重要ですが、尿検査をすることをおすすめします。

投稿者: 上社ペットクリニック

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